...
光学式むし歯検出装置(Diagnodent)
:音と数値で歯質の状態を測定します.
プローブから出たレーザー光は,歯面から約2mmの深度まで到達し,虫歯に含まれる代謝産物(ポルフィリン)の蛍光反射を読み取り,数値化します.
虫歯の進行状態を把握することで,予防ケアや最小の治療(MI)を実践することを可能にする次世代の装置です.
当院では,歯/口腔/全身の
健康のため定期的なPMTC
(プロケア・クリーニング)
をお奨めしております.
(保険治療/自費治療)
↑プラークテスターによる
歯垢染色後の状態。
染色することより,ご自分
では発見できない歯垢付着
も容易に確認が出来ます.
.
↑歯面のクリーニング後に
9000ppmFフッ素ジェルを
塗布し,レーザー照射にて
歯質の強化を図ります.
..
YAGレーザー装置
(アストラテック)↑
↑メインテナンス型の
クリーニングの完了です
(1~3ヵ月毎)
そのほか,むし歯予防の
フッ素液↑洗口法や,
フッ素コート↑歯磨き液の
適切なご使用方法も
お伝えしております.
予防歯科的な歯磨き。5つのポイント。
毎日歯磨きをしている人は、日本人では98%だそうです。しかし、頑張って磨いるつもりでも虫歯や歯周病になってしまうことがあります。これは、ブラッシング方法が適切でないことが一つの原因です。歯や歯並びはお一人ごとに違っているので、「これが最良のみがき方」というのもそれぞれの場合で違ってきます。以下のポイントをしっかりおさえ、健康な歯と歯ぐきを守っていきましょう。
Point1 鏡で確認しながらブラッシングしましょう
お化粧をする時、ひげを剃る時、みなさんはよく鏡を見ながらしていますね。しっかり丁寧にしようと思えば当然そうなります。しかし、歯みがきの時はどうでしょう?鏡でお口の中を見ない方も多いことでしょう。今日からは、ぜひお口を大きく開けて、ご自分の歯の状態を見ながら磨いてみて下さい。歯は平面ではないので丸みをおびていて磨きにくい所や、歯並びの状態により歯ブラシが届きにくい所などを、すぐに発見できるはずです。そのような所にプラークが残ってしまうのです。だんだん、慣れてくれば鏡を使わなくても大丈夫になります。時間をかけられる「ながら磨き」もオーケイです。
Point2 毛先をきちんと当てましょう.
プラークは歯ブラシの毛先の部分でのみ効率的に取り除くことができます。歯と歯ぐきの境目(歯肉溝)や歯と歯の間は特に毛先が当たりにくいので、ただ歯ブラシを動かしているだけでは時間をかけてもナカナカきれいになりません。
Point3 軽い力で磨きましょう.
強い力でゴシゴシこすった方が歯はきれいになるような気がしますが、実はその逆で、ブラシが力のせいで曲がってしまい、毛先がきちんと当たらないためにプラークは良く取れません。さらに、歯ぐきを傷つけてしまったりすることもあり、良いことはありません。ついつい力が強くなってしまう方には、ペングリップ法(鉛筆をにぎる感じ)をお勧めします。
Point4 小きざみにみがきましょう.
多くの人が、歯ブラシの動かし方が若干大き過ぎる傾向にあります。動かすのは歯の幅一本分くらいが一番効果的です。大きく動かしてしまうと、歯の出っ張った所ばかりがきれいになるだけでせっかくの歯ブラシタイムの多くを無駄にしてしまいます。そして、一本ごとに磨くようにしてみましょう、効率的に動かせば逆にあなたの大切な時間の節約になります。
Point5 磨きにくい,苦手な所から始めてみる.
無意識に磨き始めると、どうしてもご自分の磨きやすい所から始め、磨きにくい所は後回しにされる傾向にあります(右利きの方は左の歯の方が磨きやすいようです)。後回しになってしまった所はついつい磨く時間も短くなりがちで、それが毎日続くと、かなりのプラークが残り蓄積されていきます。こうなると、この場所はかなりの確率で虫歯や歯周病になってしまいます。
<部位別 みがき方の参考例>
■歯間部⇒ 歯ブラシの先端を使い、少しだけ押し込むようにして磨いて下さい。この場所は磨きにくく、最も虫歯になりやすいので、1本ずつ、ていねいに。となり合う2本を一緒に磨こうとすると、なかなか上手にいきません。あせらず歯のカーブに合わせて1本ずつ磨いていきましょう。
■歯と歯ぐきの部分⇒ 歯ブラシを斜めに寝かせて(45度くらい)磨いて下さい。歯肉溝や歯周ポケットの清掃に効果的で、歯周病の予防には最適です。強くブラシを押し当てて磨くものではありません、優しく軽く動かして下さい、歯肉のマッサージ効果もあります。
■かみ合わせの面⇒ 見えやすいため磨きやすい部分なのですが、虫歯になる頻度がとても高いところです。それは、思っている以上にこの部分にある溝は深いからです。しかも、この溝はたて、よこ、斜めといろいろな方向に走っています。ですから、ここを勢い良くゴシゴシと磨いてしまうと、磨いているつもりでも毛先が届いていきません。できるだけ、小刻みに軽く、溝の奥まで磨くイメージで行って下さい。